世代別・振袖の選び方

一口に振袖と言っても、十代と二十代後半とでは似合う色柄も着る目的も違います。今回は、それぞれの年代でどんな振袖を選ぶべきかについてご説明します。

十代の振袖

十代で振袖を着る機会といえば、十三参りが最初ではないかと思います。
十三歳というとまだアンバランスな体型なので、大柄は避け、中柄や小柄の愛らしいものを選びます。本裁ち(大人用の仕立て方)の着物に肩揚げをしてまだ子供であることを表し、十三参りが済んだら大人になったという意味で肩揚げを外します。
帯は、踊り帯・中幅の袋帯などのあまり重くないものを合わせます。
なお、十三参りは振袖にこだわる必要はなく、ウールや絣の着物に細帯で蝶結びやリボン結びなどにしてもかまいません。
この他に十代で振袖を着る機会としては、初詣や兄姉の結婚式などがありますが、十代後半の場合は、成人式にも着られる上品さを備えた着物と帯を選びましょう。

二十五歳からの振袖

結婚年齢が上がった昨今では、二十五歳以降も振袖を着る女性が増えてきましたが、この世代はお洒落のセンスが洗練されてくる頃なので、成人式に着た振袖では少し幼すぎると感じるかもしれません。
最近では、この世代に向けて色柄がよりグレードアップした「二枚目の振袖」が取り揃えられており、色はトーンを抑えたグレイッシュなものが好評で、柄は、フォーマルからパーティーまで多様に対応でき、自分の結婚式のお色直しでも着られる吉祥文様や古典文様を選ぶ人が多いようです。袖を詰めて訪問着にもできるよう、柄の構成を考えて選ぶことも大切です。
帯や小物も着物に応じた格の高さが求められます。帯は錦織り・唐織り・佐賀錦などの重厚なもので、多少渋めの色を選ぶと長く使えます。
個性を主張するより、この世代ならではの正統派のコーディネートをしたほうが良さそうです。

時にはミセスにも

最近では、既婚者でもパーティーの席などに振袖を着る人が増えつつあるので、これらの選び方はある程度の年代まで参考になると思います。