2014年7月19日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 喜泉堂 きもの談義 究極のぜいたく品 〜 麻の着物 最近、あまり聞かれなくなった言葉に帷子(かたびら)という言葉があります。もともとは着物という意味でしたが、近世になってからは夏物の単衣の着物をさすようになりました。近年では麻の着物のことを帷子といいます。
2014年7月17日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 喜泉堂 きもの談義 浴衣で街へ出かけよう! 浴衣はもともと、お風呂上りに着るバスローブのようなものでした。浴衣を着て人前へ出るようになったのは江戸時代以降の話です。しかし、夏祭りなどで昼間でも浴衣で繰り出すようになっても、あくまでも、真夏に人込みへ出るにあたって暑さをしのぐための特別な装いだったのです。
2014年7月15日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 喜泉堂 歌舞伎 夏芝居 〜 夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 冷房のない時代の芝居小屋といえば、夏は暑苦しくて居心地の悪い場所でした。興行主は、何とか観客を集めるための工夫をします。その工夫のひとつが、背筋がぞっとするおぞましい場面やストーリーです。その場面に本水を使って涼を取る工夫をしたのです。
2014年7月13日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 喜泉堂 きもの談義 夏にうれしい木綿の着物 木綿の着物は、本来は家着、普段着でした。また、商家や武家の家で「冬でも木綿の着物で生活する」ということは、「倹約する」という意味でもありました。木綿は庶民の普段着、商家や武家の使用人の着物だったのです。しかし、現代の着物事情では少し様相がちがいます。
2014年7月11日 / 最終更新日 : 2015年5月9日 喜泉堂 きもの談義 夏の芸術品 紗と絽 「絽」も「紗」も布の織り方の名前です。縦糸と横糸の間を粗く織ってあるため通風がよく、透けて見えるので見た目にも涼しげです。薄物と呼ばれ、夏のきもの地として古くから愛されています。