着物が似合う体作り
「着物が似合う、似合わない」とはよく言われることですが、着物がしっくりくるようになるにはどうするべきかという意見はいろいろあるようです。
まず着物を着こなせる体を作る
一般的には、日常的に普段着として着倒していくことによって着崩れしにくい身のこなしを覚えていき徐々にさまになってくる、という考え方をよく聞きますが、その一方で、まず着物を着こなせる体を作ることが先、という考え方もあるようです。
それによると、着物を着こなすためには、胸と腰がしっかり張っていてウエストがきゅっとくびれており、脚はまっすぐで細く、首は天に向かっているという体型が理想的なのだそうです。着物は洋服よりも体から出る緊張感がじかに伝わるので、そのようによりしっかりした姿勢が必要なのだといいます。
日本の伝統芸能を習う
これだけを聞くと、そんな完璧な体型の人なんているわけない、ましてや自分にはとてもなれない、だから着物も無理、となってしまいますが、この理想体型に近づくためには、何か体を使う習い事、それもできれば日本の伝統芸能がおすすめだそうです。
着物姿のとき、どうすればなめらかに動けるかをいちいち考えていたら大変です。ごく自然に立ち居振る舞いができるようになるには、お茶やお花などの伝統芸能を通じて、歩き方や袂の使い方の作法を身につけるのが近道というわけです。
また、着物を着たとき、「今日はうまく着られた」という、着物と自分の心が一体になったときの満足感は自信にもつながります。
スポーツでもOK
もちろんその他にも、体の訓練のためにはスポーツなど体を動かすものならなんでもよく、要は毎日続けることが大切です。体を動かすことによって、いい状態を保つ集中力が養えるというわけなのです。