帯のシワをきれいに取るには

帯は、きつく縛られたり体温で蒸されたりして、かなり強い折りジワが付きます。本来は専門店にシワ伸ばしを依頼するのがベストですが、自分でもシワを取ることは可能です。

お手入れ方法

ハンガーに吊るしておくだけでもある程度のシワは取れますが、脱ぎたてで温もりが残っているうちに手で優しくシワを伸ばすとさらに効果的です。

ただ、刺繍などに指を引っかけてしまわないよう、大判のハンカチなどを当てて帯の裏側から触れるのが原則です。帯芯が入っている場合は、芯までしっかりと伸ばしましょう。

伸ばし終わったら、直射日光の当たらない風通しの良い場所で、裏面を表にしてしばらくハンガーに掛けて汗を飛ばします。湿気は十分に取り除いておきましょう。
干している間にシミや汚れをチェックしておき、問題がなければ、十分に汗が抜けたところでたとう紙に入れて大事にしまっておきます。

その他の方法

他にも、床にたとう紙で包んだ状態の帯を置き、その上に板を乗せ、百科事典ぐらいの重さを均一にかけて2〜3日放置しておくという簡単な方法があります。このとき、帯は必ずきちんとたたんだ状態にしておきます。

あるいは、箔使いのモノでなければ、帯地の裏からあて布をしてアイロンを当ててもシワは伸ばせますが、絹糸は縒りがかかっていて湿気に弱いので、縮みを防ぐため、蒸気は使わないようにしてください。

シワ取りスプレー

また、和装衣類のシワ取り専用スプレーも販売されています。

  • 化繊類の静電防止
  • 生地に応じて風合いや色合いを調整
  • シミ抜き後のごわつき感をなくし、元の風合いに戻す

などの効果があり、帯のシワ取りにも使えるので、試してみるといいかもしれません。

【参考サイト】
帯のしわの取り方について(Yahoo!知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1256526232
絹や繊維加工:和装・着物・衣類のシワとり名人(絹 加工のキヌテック)
http://www.kinutec.com/creases/
きもののお手入れ
http://inuiyouko.web.fc2.com/sirotae/j02/kimono17.html
きものケア知恵袋 第九章(きものやまと きものケア)
http://kimono-yamato-care.com/mces/index/00067

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