着付け後のチェックポイント

着付けが終わったら、仕上げとして必ず着付けの出来をチェックしましょう。時間にするとほんの30秒ほどで済みますし、これをやっておくとお出かけも安心です。

チェック項目

着付け後には、次の項目をチェックします。

  1. 衿の後ろは着物より襦袢が出ていないか?
  2. 衿の抜き加減は?
  3. 半衿の出具合は?
  4. 衿合わせの中心と帯揚げ、帯締めの結び目の中心が合っているか?
  5. おはしょりのおくみ線と上前のおくみ線がつながっているか?おはしょりの長さは?
  6. 背中心は背中の中心になっているか?
  7. 胸元・背中のシワは伸ばしたか?
  8. 裾すぼまりになっているか?

慣れてくると、無意識のうちにチェックしているようになります。

衿合わせの覚え方

久しぶりに着物を着るときや誰かを着付けてあげるとき、衿のどちらが上か分からなくなることがあるかもしれませんが、右手が胸の懐に入れば正解と覚えておきましょう。

また、人を着付けるときは、衿合わせがyの字になっているか、鏡に映した場合はyの逆になっているかを確かめます。

背中心の法則

着付け終わると、着物の身幅によって、上半身と下半身の背中心がずれてしまっていることがあります。衿合わせをするときは、必ず背中心が真ん中になるようにしましょう。

ただし、上半身は必ず中心ですが、下半身はずれていてもOKです。もちろん、両方ともまっすぐに越したことはありませんが。

きれいな裾のラインを作るには

きれいな裾すぼまりのラインの作り方は、次の通りです。

  1. 下前を合わせたら、褄先を引き上げる。
  2. 上前も合わせたら、褄先を下前の約半分引き上げる。

正面の裾は甲すれすれで、褄先は少し上がっていると、裾すぼまりになります。

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