帯締めの房の整え方
帯締めの房の部分は、長く使っていたりまとめてしまっておいたりすると乱れてしまいますが、ちょっとしたお手入れできれいに整えることができます。
房の直し方
乱れてしまった房は、次のように直します。
- 房の部分の少し上を持って房が下がるようにし、そこにやかんの蒸気だけを当てます。
- 蒸気をなでるようにして当て、手またはクシで房を整えます。
- 房が整うまで1〜2の動作を繰り返します。
房以外の部分に蒸気を当てると縮みの原因になるので注意が必要です。また、蒸気は高温のため、取り扱いには十分気をつけてください。
保管方法
次は、保管のしかたです。
- 房が整ったら、しばらく干して湿気を飛ばします。
- 乾いたところで、房を和紙またはティッシュで巻き、テープで止めて出来上がりです。
きれいになったからといって、湿気が残った状態のままでしまうとカビの原因になるので、必ずしっかり乾かします。
房の長いモノやお出かけ用のモノなどは、房の長さよりも少し長めの和紙または白い洋紙を房の根元で2〜3回巻いて止めておくと、房がバラつかずにキレイに保管できます。頻繁に使う場合は、ポストイットで巻いておいてもかまいません。
手間いらずで大きな達成感
これなら、手間もかからず簡単なわりには大きな達成感が得られるので、お手入れをしなければと思いつつも面倒でついそのままにしていたという人でも続けられるのではないかと思います。
帯締めは着物姿の中心に位置するため、房がボサボサになっていると目立つし、着物姿全体が台無しになってしまいます。
着用のたびにお手入れをする必要はありませんが、定期的にチェックしましょう。