着物に合うバッグ
着物のときは、洋服のときとは勝手が違うような気がして、どんなバッグを合わせたらいいか迷ってしまうものです。そこで今回は、バッグの合わせ方をご紹介します。
用途別の使い分け方
基本的には、着物専用のバッグを持つのではなく、洋服のときにも使えるものを選ぶようにしましょう。例えば、用途によって、次のように使い分けます。
- 仕事用
- A4サイズが入るバッグ
- 普段用(冬)
- 温かい生地のバッグ
- 普段用(夏)または浴衣
- かご・麻地のバッグ
- 観劇や映画など
- 革のハンドバッグ&パンフレット用の布バッグ
- パーティー
- アンティークのビーズバッグまたはサテン地のミニバッグ
季節感を大切に
かごバッグを持つ季節は厳密に決まっているわけではありませんが、着物の場合は、特に季節感を大切にするので、真冬に見るからに涼しげなバッグは持たないようにしましょう。ただ、山ぶどう・桜・くるみなどのかごバッグなら、色も濃く落ち着いているので、年中持つことができます。
冬は、フェルトやフェイクファーなど、温かさを感じる質感のバッグを持っていると、コーディネートの幅が広がります。
バッグは、素材や色合い、印象で持つ時期を選ぶようにしましょう。
斜めがけバッグもおすすめ
着物を着ていると、常に袖に手をやったり上前を押さえたりと、けっこう手を使うことが多いので、両手があく斜めがけバッグも便利です。ただし、着物に直接当たるので、すれたりしないよう、金具のない布バッグがおすすめです。
風呂敷も常備しておこう
さらに、バッグの中には風呂敷を1枚常備しておくと便利です。急に増えた荷物や、室内で脱いだ羽織やショールなどを包んだり、クロークのある店では、風呂敷に包んで渡したりすることもできるので安心です。