艶っぽさと暖かさの両立!冬の和装には靴下用カイロがお役にたちます
お正月が近づくと何かと和服を着る機会が増えます。
最近は、初詣や年始のあいさつで和服を着る人は少なくなりましたが、初釜や初生けなどになるとほとんどの人が和服です。
年始の催し物では振袖の人も多く、とても華やかで気持ちのいいものなのですが、和服ならではの悩みがあります。
それは、寒さです。
屋外にいる時には、防寒コートやショール、長手袋などで寒さをしのぐことができますが、問題は屋内です。
いくら暖房が効いているとはいえ、普段タートルネックに厚手のパンツで過ごしている人には少々厳しいのではないのでしょうか?
冬でも和服を暖かく着るためにいろんな工夫をしてみましょう。
うなじは和服姿の命!でも寒い!
和服姿で一番人に見られる部分と言えば襟元でしょう。
特に襟足からうなじにかけての美しさは日本女性美の代名詞にもされるぐらい、人に見られる部分です。
その一方で、うなじはそこが冷えると体全体が冷えてしまう部分でもあります。
フードつきのケープを羽織ったりショールをしっかり首元に巻いてしまえば充分防寒にはなりますが、帯結びやヘアースタイルによってはそうもいかないし、そもそも羽毛のストールなどは防寒の役目は果たしません。
それに、これらは全て屋外で身に付けるものですから、屋内では首はけっこう寒いのです。
そんな時利用したいのが靴下用の貼るカイロです。
靴下用のカイロを首の後ろ側、半襟の下の部分に張り付けてから着物を着ると首の寒さは大分緩和されます。
大判のカイロでは少々暑いかもしれませんし、大きいものは人前でちゃちゃっと取るわけにもいかないので、靴下用の貼るカイロがおすすめなんです。
和服の女性の袖口からちらっと見える腕が色っぽい!でも寒い!
屋外では防寒コートや長手袋、アームウォーマーを使ってもいいと思います。
でも屋内ではやっぱり靴下用カイロがおすすめなんです。
袖口から見える部分は主に肘の外側です。
肌襦袢の肘の内側の部分に小さなカイロを付けていても、お茶のお点前ぐらいでは見えません。
お点前や何かの所作の時にカイロが外れるのが心配なら、その時だけ外して袂にいれておいてもいいわけです。
和服の女性の裾元が艶っぽい!でも寒い!
普段パンツスタイルで生活している人にとって、和服の裾元はけっこう寒いものです。
こんな時には5本指タイツがいいんです。
タイツといっても少し薄手の(50デニールぐらい)ベージュのものなら足袋もそんなに窮屈になりませんし、襦袢も着物も絹ものなら静電気も起きないので裾さばきが悪くなる心配もありません。
最後に
和服は、肌襦袢、襦袢、着物、帯と重ねて着ますから暑いときに着るのは大変です。
冬なら少し気を使うだけで結構快適に過ごせます。
(ライター : n.m)