着物選びのマナー
今回は、お店側から見た「こんなお客様は迷惑」という例を挙げてみたいと思います。
店員さんに迷惑!
まずは、店員さんに迷惑をかける行為です。
買うあてもないのに長時間にわたって拘束する
知りたいことや見たいモノがある場合は、その旨を明確に告げて短時間で済ませましょう。店員さんにはノルマもあるので、暇つぶしに付き合わせてはいけません。
商談の邪魔をする
自分の好みやセンスを知らないお客様に勧めるのはやめましょう。親切心のつもりでも、絶対に正しいセンスというものはありえません。
また、お客様がその気になりかけているときに「着物なんて着ないのに」「よく考えてからにしたら?」「また今度にしたら?」と横から口を出すのも商談の邪魔になります。
自由に見させてほしいと言う
着物や反物の後始末がちゃんとできるようであれば自由に見てもいいと思いますが、たたみ方や巻き方ひとつで商品が傷むこともあるし、高価な商品であっても宝石のようにガラスケースに入れておくわけにもいきません。信頼関係がまだないうちは、品質管理や防犯という意味で店員さんがくっついてくるのは無理もないと考えましょう。
他のお客様に迷惑!
次は、他のお客様に迷惑な行為です。
子供のしつけがなっていない
連れてきた子供に店内を走り回らせたり、お菓子などを食べさせたりしているお客様は一番嫌われます。
ペットを連れてくる
自分にとっては家族同然でも他のお客様には迷惑です。
値段を他人に言う
たとえ親しい間柄の人の着物でも、決して他人に値段を言ってはいけません。高すぎても安すぎても問題が起こります。
自慢話をする
店員さんにならともかく、知らないお客様に対する自分のコレクションの自慢話は大迷惑です。
まとめ
お金を出して買うのは客のほうですが、かといって傍若無人な振る舞いをしていいわけではありません。最低限のマナーは守りましょう。