雨の日・雪の日のお出かけ
着物で出かける予定の日に雨や雪が降るとテンションが下がってしまいますが、事前準備をしっかりしておけば、着物を着るのをあきらめずに出かけることができます。
便利グッズと対処方法
雨や雪の日に準備するモノと対処方法は次の通りです。
雨下駄
礼装用には向きませんが、雨が強い場合には最適です。
会場などに到着したらいつもの装履に履き替えます。
装履カバー
装履にすっぽりかぶせて包み込みます。
目的地までカバーをかけ、到着したら外すだけなのでとても簡単です。
雨コート
着物全体を覆う丈で、防水加工が施してあるので、雨や雪から着物を守ってくれます。
雨コートの下で着物をたくし上げて帯などに挟み込んでおけば、ハネが上がっても着物を汚さずに済みます。
泥ハネを少なくする歩き方
泥ハネを少なくする歩き方のコツは、多少大げさなくらいの内股で歩くことです。こうすることで、ハネが外側に飛んで着物が汚れるのを防げるのです。また、裾さばきを楽にするために、着崩れしない程度に2〜3回足を開いて裾割りをしておくと良いと思います。
いずれにしても、雨や雪の日には着替え用の足袋を必ず準備しておきましょう。
撥水加工もおすすめ
もっとしっかり水や泥ハネなどから着物を守りたいという場合は、専門店で撥水加工を施してもらうと安心です。
また、油をはじいてシミや汚れを付きにくくする撥油加工、虫を寄せつけない防虫加工、カビの発生を防ぐ防菌加工などもしておくと、着物のお手入れがより簡単になります。
ただし、撥水加工といっても大量の雨や雪を完全にシャットアウトする加工ではないので、上記のような便利グッズで自己防衛するのが大前提です。