着物に合わせるアクセサリー
着物のとき身につけるアクセサリーは、着物の雰囲気を崩さないものを選ぶのがポイントです。
指輪
着物自体が華やかな場合、指輪はゴテゴテした飾りのあるものより、宝石を主にしたシンプルなデザインのもののほうがかえって引き立ちます。
留袖・訪問着などの礼装や準礼装には、五大宝石(ダイヤ・ルビー・エメラルド・サファイア・パール)のいずれかをあしらったものが合います。
小紋などの外出着には、不透明で光らないめのうやトルコ石などがしっくりします。
紬などの趣味の着物には、七宝・象牙・革といった遊びの要素のあるものや、大胆でインパクトのあるものが、意外性もあって楽しいかもしれません。
いずれにしても、着物の場合は二つ以上の指輪をつけると品を落としてしまうので、避けたほうが無難です。
ピアス・ブレスレット
ピアスは、粒タイプか小ぶりのものにとどめておいたほうがいいかと思います。耳から白い半衿までの空間には何もないほうがすっきりとして見えるからです。
また、着物のときは、袖口から伸びる腕・手首、そして指先までの白い肌のラインがきれいに見えるので、本来ならそれをさえぎってしまう腕時計やブレスレットはしないほうがいいかと思いますが、どうしてもつけたい場合には、繊細なブレスレットを選べば、着物の雰囲気を壊さずいいアクセントになってくれます。
マスク
着物にマスクは不似合いですが、花粉症や風邪の季節にはやはり手放せないものです。最近では、カラーマスクや柄入りマスクがたくさん出回っていますが、ウサギなどの和柄のガーゼマスクを着物に合わせてつけると、つらい季節もいくらか楽しく過ごせるのではないかと思います。